プレイリーレース

2001年度・第二戦

今回大活躍のSRC原選手の通称「葬式プレイリー」の勇姿

ライバルに追われているせいかポールに近い抜群のコース取り!

 

 

5月20日に、富士川河川敷のSRC・FAF飛行場にてプレイリーレースが行われました。

今回は、清水ラジコンクラブの主催なのですが、殴り込みとして近辺から3クラブ

フジエアロフレンズ・静岡サイレントフライトクラブ・静岡スカイヤーズから

精鋭20名以上の参加があり、計4クラブ対抗でたいへん盛り上がりました。

 

このレースは、F1グランプリよろしく年間何戦かを各クラブの持ち回りで行なっているので、

機体に関しては、一応規則があります。といっても機体・エンジンともノーマルというのが

たてまえですが、実際には完全にキットの図面通りなんて事はなく、ほとんどの参加者が

なんらかの改造を秘密にやってあり、パッと見にはノーマルに見えるというだけです。

 

まあ、見た目が普通のプレイリーに見えればOKという事になっており、

主翼を薄くする、胴体を細くするなどの

基本性能・投影面積・見た目が大きく変化する改造は

反則となっております。

その他に、明らかに機体の改造が原因で、異常に速くなってしまった場合などは

各クラブ役員協議の上、その改造方法は次回より反則となることがあります。

今回の取材では、

一見、完全ノーマルに見えるが実はいろいろやってる各自の工夫という内容でお送りします。

エンジン・マフラーに関しては、どの選手も完全にノーマルというルールが徹底されており

OS10FP・LAを買ってから一度もバラした事がないような物がほとんどであります。

そもそもエンジンだけ良く回ってもトータルバランス・腕がないと勝利はありません。

だいたい同じぺラを使い、一人だけ異様に高回転で回っていると「あのエンジンは臭い!」と

怪しまれるのは当然で、あとで要検査となるため、うっかり改造はできません!

百戦錬磨で経験豊富なベテランが多いのでマフラーの穴ひとつでも、必ずバレます。

 

 

コースは、90メートル間隔の2点パイロン10周を3機同時に争います。

ペナルティーとして、1カットは1周追加、2カットは失格です。

点数は、一着3点・二着2点・3着1点・失格0点となっています。

それを3ラウンドほどやって合計点で決着をつけます。

同点の場合は、もちろん決勝戦で勝負!。

早い話がJMPRA公式戦と距離がちょっと違うだけです。

これは、どこのクラブの飛行場へ行っても同じルールでやっております。

 

2001年5月現在の日本記録(世界記録?)は

2000年9月のSFC大会でSRCビッグバン★杉浦選手が出した1分53秒です。

そのアトにSRCブロイラー大原選手が、ほんのチョットの差で迫っていて

この記録を、いつ超えることができるか期待されます。

しかしタイムはあくまで参考で、重要なのは点数です。

 

このページを見たあなた!ぜひ挑戦してみてください!

 

 

 

エンジンそのものはノーマルでも、エンジン周りには工夫があります。

ノーマルは、木製のマウントとなっています。この構造は、製作に注意して左右の平行を

バッチリと出さないとエンジンブロックとマウントにストレスがかかりますし、

ネジを締め込むとエンジンが木製マウントに沈み込んだりします。

 

そこでアルミ板、鉄板などにエンジンを載せたダブルマウント構造としている機体が

多く、上位入賞機は振れの少ないスピンナーナットを使用するパターンがほとんどです。

パイロンレースに限らずボートでのヒートレースなどのエンジンを酷使する競技で

マウントが原因でエンジンをパーにしてしまった経験がある人は

ここの部分には特に気をつけているようです。


中には、モロにOS純正ラジアルマウントやバックプレートマウントの機体もありますが、

このマウントだから特別にエンジンが良く回るという事もないのでOKとなっています。

 

実際には性能ウンヌンより、何回もエンジンを載せ変える場合に

マウントの穴が“バカ穴”になりにくく耐久性に優れるが最大の利点のようです。

たかが10エンジン、7X4ぺラでせいぜい17000rpm程度です。

マウント質量では、それほど差は出ません!(ウデの差は出るヨ〜!)

 

胴体前面は、フタをすると速くなる?

図面通りの胴体前面は、板無しでの開放になっています。

しかし、用途がレーサーなので当然この部分を塞いでしまう

改造が多く見られます。オイルでの汚れやすさと引き換えに

多少は空気抵抗が減るかもしれませんが、大幅に性能向上が

可能というわけでもなく、投影面積は変化しないということで

とくにクレームは出ていないので現在のところOKとなっています。

 

リンケージは、ワイヤー式?ロッド式?

この機体は、珍しくワイヤー式

 

ノーマルでは、黄色い水糸を使用したワイヤーリンケージとなっていますが

長期間の使用中に切れてしまう事が、レースで使用する場合たまにあります。

ここの部分は、安全性向上のため参加機ほぼすべてロッド式に変更してあります。

べつに、ロッド式が義務付けられているわけではないのですが

ワイヤーに比べ摩擦がなく、舵が残りにくく、作業も簡単と、利点が多く

一度でも飛行中に切れたのを見ると怖くなってしまいます。

プレイリーでフラッタ−が起きるほど“ぶっ飛ばす”ので、伸びる水糸では心配です。

上のヒョウ柄の機体は、ラダ−・エレベーター共にロッドが胴体内に内装となっていて

空気抵抗の削減をねらってあります。プレイリーの場合、こうすると

サーボを胴体の一番奥に積まなければならなく、手が入り難く大変そうです。

最近は、ロッドと胴体とのカラーコーディネイトが流行で

バルサの丸棒にまでフィルムを貼ってしまう機体が多く見られます。

牛柄の機体はロッドまでウシにこだわっています。

 

 

足回りは、2輪式?3輪式?

ノーマルの3輪式より、2輪式の方が空気抵抗・重量ともに少ないのは当然ですが

実際に上位入賞機を見ると3輪式も多いので、あまり関係ないようです。(ウデ!ウデ!)

薄〜〜いタイヤを装着して地面にめり込んでしまってタイヤの意味が無い例もあります。

このウシ柄の機体は“3輪式だが何かが違う”と感じたあなたは鋭い!

そう!低いんです。ぺラが擦りそう!まるでC130輸送機のように短足。

ノーマルのピアノ線を曲げてあるだけで特に空気抵抗が減る訳ではないのですが、

こうすると地上での取り回しで転倒しにくくなります。

さらに、メインギアを図面より前寄り、重心真下に付けてあるので

燃料が空だと尻餅を付いてしまいますが、ノーズギアに荷重が

掛かっていないので脚は固定式でも地上でラダ−が良く効き

タキシングが楽チンにできます。実は、もう2センチほど低くできます。

普通に飛ばす飛行機にもオススメです!

 

 

エルロン・ラダ−どっちが速い?

どちらでも参加可能ですが、なぜか9割以上がラダ−仕様です。

エルロン方式の機体は、ほとんど見たことありません。

エルロンの溝が無い分、抵抗が少なくスピードはラダ−の方が伸びるのかもしれませんが、

真相は、たんに製作に手間が掛かるので面倒なだけというのが理由のようです。

操縦性の違い以外に差は、ほとんど無いようですが、

プレイリーらしい“味”があるのはラダ−方式だと思います。

エルロン方式では、いわゆる“普通の飛行機”になってしまいます。

中にはゴム止めではなく、ビス止めに改造してある機体もありますが

プレイリーは、常識では考えられないくらいの接近戦になってしまう事が多く

空中接触もよくあるので、その場合ビス止めは一気に空中分解!

ゴム止めは歪みながらも、なんとかゴールまでたどりつけるかもしれません?

この機体の主翼後縁に注目!なんと厚さが無い!具体的には上下のフィルム2枚を

後縁部分で貼り合わせてカットしてあります。まるでナイフのように鋭く手が切れそう!

もちろん、最大翼厚は変えていませんし、これによってどれだけ速くなるかというと

????なのでクレームは出ていません。ほとんど気分の問題?

 

カラーリングのこだわり

 

ここのところ何年かプレイリーレースを続けてきて参加選手の中に、

だんだんと独自のカラーリングをトレードマークとして

誰の機体かすぐに確認できるようにしている例が増えてきました。 

 これらの選手は、何機作ってもおそらく同じ柄だと思います。

l        左上から

l        SRC原    葬式プレイリー・夏は熱くて触れない!

l        SFC石上    ヒョウ・何か病気になってませんか?

l        SRC杉浦  ウシ・工具箱や○○○まで同じ柄です。

l        SRC大原    トラ・タイガースファン?強そうです。

l        SRC長沢    工事中・ヘルメットをかぶりましょう。

l        SFC奥川 進駐軍が攻めてきた〜!防空壕へ急げ!

l        FAF小川   水玉だが遠目に見ると茶色に見える。

l        FAFの芝刈り機  そこらへんに置くと無くなりそう。


ページ2へ続く。  急げ!